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予防治療

いつまでもご自身の歯を保ち、健康で豊かな生活を

虫歯や歯周病になる前に予防習慣をつけましょう

最も効果的な歯科治療は、虫歯や歯周病のない健康な口内環境を保ち続けることです。
当院では予防治療に力を入れており、地域の皆様のお口の健康を守り続けることを目標にしています。定期的な検診や治療後のケアをしっかりと行うことで病気の再発を防いでいます。

当院の予防治療はこんな方におすすめです

  • 何度も虫歯を繰り返してしまう
  • おうちでの正しい歯磨き方法を知りたい
  • これ以上虫歯を増やしたくない
  • 高齢になっても自分の歯で食事がしたい
  • 歯周病の進行を防ぎたい

このような方は、当院へご相談ください

虫歯・歯周病予防の重要性

一度虫歯になった歯は元に戻らない

虫歯に対応する際、「治療」という言葉を使いますが、削って人工物で補うことがほとんどなので、風邪を引いたあとや、傷口が時間と共に元に戻るような「治る」とは厳密には異なります。人間の歯は乳歯から永久歯への生え変わり以外は失ったら2度と戻りませんし、削った部分が自然治癒することもありません。そのため、できるだけ虫歯にならないこと、虫歯があっても削る量を最小限にすることが重要なのです。

歯の健康=全身の健康

虫歯と歯周病は、歯や歯ぐきのトラブルとして代表的なもので、日本人が歯を失う原因のツートップでもあります。40歳くらいまでには歯を失う原因は虫歯の方が多いですが、それ以降は歯周病で歯を失う人が増えることがわかっています。また、歯周病の悪影響はお口の中だけにとどまりません。歯周病菌が出す毒素が血管に侵入して全身をめぐると、心臓や脳で血栓を作って重篤な状態を引き起こすことがあります。さらに歯周病は糖尿病や誤嚥性肺炎、早産や低体重児出産などにも関連するので、歯周病を放置するとさまざまな疾患のリスクが増大します。

お口の健康を保つために効果的なこと

  • 歯のクリーニング

    当院では、高い技術と知識を兼ね備えた歯科衛生士が、専用の機器を使ってお口の中のクリーニングを行います。ご家庭での歯磨きを一生懸命行っていても、バイオフィルムや歯石は少しずつ蓄積していきますから、定期的に歯科医院で歯のクリーニングを受けることは、虫歯や歯周病の予防に役立ちます。

  • スケーリング(歯石除去)

    お口の中のプラーク(歯垢)は唾液のカルシウム成分と結合して、少しずつ歯石化していきます。歯石はブラッシングでは取れませんし、虫歯や歯周病の原因となります。そのため、歯科医院で定期的にスケーリング(歯石除去)を受けることが、お口の健康を守ることに直結します。

  • 口腔内検査

    当院では治療の前後にそれぞれ口腔内写真を撮影しております。治療前と比較した変化を患者様にもご確認いただき、治療に対する理解を深めていただけます。また、撮影した写真は予防方法のご提案の際にも使用しており、適切なメインテナンスを進めるために欠かせない検査です。

  • 治療部位のメインテナンス

    詰め物・被せ物は古くなると虫歯の再発リスクが高まります。また、インプラントはメンテナンスが不足すると、歯周病のような状態になります。さらに、入れ歯は作成後も定期的に調整することで長く快適に使用できます。定期的にメンテナンスを受けることは、お口の健康のためにも欠かせません。

一人ひとりに合った予防方法のご提案

一人ひとりのお顔や体型が異なるように、お口の状態や健康状態も全く異なります。虫歯や歯周病にかかってしまった経緯や原因も人それぞれです。そのため、虫歯や歯周病の予防についても、一人ひとりに合わせた方法で実践することが大切です。
当院では、より効果的に虫歯や歯周病予防をすすめるため、毎日の正しいセルフケア方法や、食事や生活習慣の改善のためのアドバイスを行っています。
お口と全身の健康を保ち、永くご自身の歯で豊かな生活を送っていただくためにも、ぜひ当院の予防治療を積極的にご利用ください。

ライフステージ別の予防方法

ライフステージ 予防方法
乳児期 最初の乳歯が生える生後半年頃が最初の受診の目安です。保護者の方に、お子さんのブラッシング方法を指導したり、卒乳・食事についてもアドバイスします。
幼児期 乳歯から最初の永久歯に生え変わる、大事な時期です。 乳歯や生えたばかりの永久歯は、歯質が柔らかく虫歯になりやすい状態です。
歯医者でのフッ素塗布やシーラント処置、お子さん自身の正しいブラッシングと、保護者の方の仕上げ磨きを徹底し歯を守りましょう。
学童期 引き続き永久歯を守るために、必要な歯にフッ素塗布やシーラントを継続していきます。おやつやジュースなど、間食にも注意です。
また、歯科医師が歯並びを確認し、噛み合わせや歯並びの状態によっては、矯正を検討することもあります。
青年期 保護者の方の仕上げ磨きを卒業し、お子さんにブラッシングを任せることで、磨き残しが増えて虫歯になりやすい傾向にあります。また、学校や習い事で忙しくなり定期的な歯科への受診の中断が増えやすい時期です。
意識的に歯科への定期受診を計画し、徹底しましょう。
成人期 初期の歯周病が見られるのはこの時期からです。歯周病にならない、歯周病が始まっていても初期治療ができるように、自覚症状がなくても、歯科へ定期健診とクリーニングに行きましょう。
また、この時期から親知らずが生えてきますので、歯並びが乱れてしまったり、磨き残しが多い部分から虫歯になることがあります。今後どのような処置をするのか、経過観察なのか、歯科を受診し検査しましょう。
中・高年期 歯周病と虫歯を予防することはもちろん、歯周病の進行や無理な力を入れた歯磨きを続けることによって歯茎が下がり、歯の付け根(根面)が虫歯になるリスクが増えますので、正しいブラッシングと定期健診、クリーニングを継続します。
そして、この時期に歯を失う方が急激に増えます。そのきっかけの多くは一本の歯を失ったことからで、そこから周囲の歯がなし崩し的に悪くなっていくのです。虫歯や歯周病の治療で被せ物や部分入れ歯の装着、インプラント治療を行った後、そのままにせずに定期的なメインテナンスに通うことをおすすめします。
老年期 引き続き歯周病と、歯の付け根(根面)の虫歯に注意しましょう。この時期は、奥歯を複数本失ってしまったことから、入れ歯を使用する方が増えます。お口に合わなくなってきた入れ歯を調整し他の歯への負担を軽減したり、虫歯や歯周病予防のための歯石取りやクリーニングを継続するためにも、歯科医師のすすめる定期受診期間を参考に、意識的に受診しましょう。
また、徐々に体やお口の機能が衰えて(フレイル、オーラルフレイル)、ブラッシングなどの口腔ケアを自分では今まで通り行うことが難しくなる方も増えてきます。お一人おひとりに合った口腔ケアプログラムを提案しますので、ご家族などともお話ししながら検討していきましょう。

オーラルフレイルの予防

ささいな口の機能の衰えを「オーラルフレイル」と呼びます。症状としては、食べこぼし、むせやすい、かたいものが噛みにくい、滑舌が悪くなる、口の中が渇きやすくなるなどが挙げられます。
「かたいものが食べにくい」「食事の時にむせることがふえた」など、日常のちょっとした変化を放置せずに、歯科受診時に相談しましょう。
ご自身でのオーラルフレイル対策・予防トレーニングとしては、お口を清潔に保つこと、口腔機能を保つためのお口の体操・舌の体操、滑舌のトレーニングなどがあります。歯科医師や歯科衛生士がトレーニング方法をわかりやすく教えることができますので、まずは歯科への受診をお願いいたします。

メンテナンスは定期的に

自宅で歯磨きを一生懸命行っていても、歯垢や歯石はゼロにできませんから、虫歯や歯周病のリスクはどんどん高まります。お口の健康を維持するには、毎日のセルフケアを丁寧に行うことと、歯科医院で定期的にメンテナンスを受けることが重要です。歯科医師・歯科衛生士が患者様のお口の健康のため、虫歯や歯周病の予防をサポートしてまいりますので、ぜひご利用ください。

虫歯・歯周病予防について、
よくある質問

Q

歯磨きの仕方がよくわかりません。しっかりと教えてもらえるのでしょうか。

A
はい、もちろんです。歯磨きに苦手意識のあられる患者様はたくさんいらっしゃいます。
当院では歯科衛生士が、正しい歯磨きの仕方や、ケア用品の使い方、歯ブラシやケア用品の選び方まで、直接わかりやすくご指導させていただいたおります。
Q

定期検診(受診)の間隔、頻度はどの程度がよいでしょうか?

A
定期検診(受診、健診)の間隔、頻度は、人によってそれぞれ異なります。どんなに状況がよい人でも、おおむね3~4ヶ月に一度程度受診したほうがよいでしょう。
Q

歯医者には歯が痛くなった時に行けば良いのですか?

A
痛みが出てからでは症状が進行している場合が多いので、痛みが無くても定期的に通院することをおすすめします。早期に問題を発見すれば、痛みや口臭などの不快な症状に悩まされることもありませんし、時間や費用などの負担も最小限に抑えることができます。また、「治療」より「予防」という考えで、トラブルを起こさないことが重要です。定期的な受診でお口の健康を保ち、虫歯や歯周病から大切な歯を守りましょう。
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